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2023年10月6日金曜日

広島でオーダーキッチン、キッチンリフォームならDAIDAへ ~ AmazonがFire HD 10タブレット新作を発売(2023/10/18)

んにちは

広島のちいさなキッチンメーカー
オーダーキッチンのだいだ産業です。 


Amazonが販売する安価で動画視聴には持って来いのタブレットの最新作
Fire HD 10 第13世代 が2023年10月18日に販売されます。



Amazonは7、8、10インチのタブレットを展開していますが今回は文字通り10インチの最新作。
基本的に2年ごとにモデルチェンジをするので前モデルは2021年の第11世代。
私が持っているのもこのモデル。

上位モデルのFire HD 10 plusを購入しています。

上位モデルの“plus”は
RAMがメモリ3→4GBになっています。


個人的に新型Fire HD 10タブレットは気になっていて結構良かったら買い替えようかなと思っていたんですが.....


SoC(CPU)を変えて性能は大幅に上がっていますが、今回は見送りにします。
メモリが3GBで退化するからです。
メモリ4GBのFire HD 10 plus 第13世代を出してくれれば良いんですがそれは無さそうです。


何故なら上位互換のFire Max 11 タブレット が販売されたから。


今までにない11インチタブレットでAmazonタブレットのフラグシップモデル。
メモリも4GB有ります。
メモリ4GBのplusを買いたい人はこっちを買えってことなんだと思いますが値段も従来と比べて結構上がってるんでこれ買うんなら他のAndroidタブレットの方が良いよねって感じです。
そもそもFireタブレットはAndroid OSを改造したFire OSを搭載してる時点でまず他のAndroidタブレットより使い勝手悪いし、Googleプレイストアが使えないという致命的な欠点が有ります。
※ゴニョゴニョすればGoogleプレイストア使えますが自己責任。


そういう使い勝手の悪さが有りつつもFireタブレットが人気だったのは
値段がお手頃でプライムビデオなどの動画配信サービスがフルHD(1080p)画質で見れるからです。
動画配信サービスの動画視聴で高画質(720p、1080p)で見るためにはWidevine(ワイドバイン)をチェックする必要が有ります。
Widevine は、
Googleが開発した独自のデジタル著作権管理(DRM) システムです。
レベル1~3が有り、1が一番良いです。
高画質再生には基本的にWidevine L1が必要です。
FireタブレットはAmazonの自社サービスであるプライムビデオを使うためのデバイスでもあるのでしっかりとWidevine L1対応しています。
タブレットやスマホの画面がフルHD以上のディスプレイを持っていてもWidevine L1が無ければフルHD(1080p)再生は出来ません。
YouTubeとかはWidevine関係なかったと思います。
これが安物のよく分からん中華タブレットだったりするとWidevineのレベルが低いので高画質再生出来ないので注意が必要です。


以上の事からFireタブレットは安価でありつつもWidevine L1対応しているので人気があったわけです。
自己責任でゴニョゴニョ、、、、すればGoogleプレイストアも使えます。
あくまで自己責任ですが。。。



さて、Fire HD 10 第13世代(2023モデル)の話に戻ります。


一番の変更点はSoC(CPU)が変わったことによる性能向上です。
※SoC(システム・オン・チップ)とは☟


日本で販売されているAndroidスマホの多くは基本的に米国Qualcomm(クアルコム)のSnapdragon(スナップドラゴン)というSoCを採用することが多いです。
性能を低くして値段を抑えている安価タブレットは台湾MediaTek(メディアテック)のSoCが採用されることが多いです。
最近はMediaTekもDimensity(ディメンシティ)というSoCがかなり高性能なのでハイエンドスマホにも結構採用されています。
※QualcommのSnapdragonもMediaTekのSoCもCPUは
 英国ARM(アーム)のCortex(コーテックス)を使用しています。AppleのiPhoneのA  BionicもARMベースのCPU
 GPUに関してもMediaTekはARM GPUのMali(マリ)シリーズを採用。
 ARMすんごい、、、ってなりますしARMを買収したソフトバンク 孫正義さんの先見の明もすごい。


私も使っている2021年販売モデルの
Fire HD10(plus) 第11世代は
MediaTek Kompanio 500 (MT8183)というSoCが採用されています。
エントリー向けのSoCなので性能は低いですが動画視聴くらいではこれくらいで充分です。
MT8183のCPU構成は
の2種類を組合わせたオクタコア(8コア)

GPUは

MediaTekはCPUもGPUもARMを使用しています。


パソコンもスマホもそうですが搭載されるCPUは高性能×高効率コアの組合せ、、、ハイローミックス構成が多いです。


ARMでは
Arm Big.LITTLE というシステムで☟
電力効率と性能を両立させるプロセッシング・アーキテクチャ
Arm big.LITTLEテクノロジーは、最大3種類のプロセッサーを使用するヘテロジニアスプロセッシングアーキテクチャです。「LITTLE」プロセッサーは電力効率を最大化するよう設計され、「big」プロセッサーは効率的かつ持続的な演算性能を提供するよう設計されています。
上記に書いてあるように
Cortexの高性能コアと高効率コアを組合わせると効率が良いように設計されているようです。


MT8183の組合せもまさにそれで
Armv8.0 - big.LITTLE
高性能CPU(big):Cortex-A73
高効率CPU(LITTLE):Cortex-A53
とホームページに記載が有ります。


負荷の高い作業(ゲームや画像、動画編集)は高効率コア(高性能、高消費電力)
負荷の低い作業(ウェブブラウジングなど)は高効率コア(低性能、低消費電力)
という風に役割分担してあげることによって
電力効率と性能を両立させるプロセッシング・アーキテクチャ になるわけですね。


Fire HD10(plus) 第11世代(2021年モデル)の詳細なスペックはこんなものです。


今回発売される
Fire HD10 第13世代(2023年モデル)は
Kompanio500の後継品となります。
※AmazonではMT8186Aとなっているので微妙に品番が違う。Amazon用のA品番だろうか。
MT8186AのCPU構成は
の2種類を組合わせたオクタコア(8コア)

GPUは


MT8186のページを見ると
Cortexは2GHzになっていますが
AmazonのMT8186Aは
Cortexが2.05GHzと記載してあるので
0.05GHz分大きいです。
MT8186Aは普通のMT8186と違ってオーバークロックさせる事によってパフォーマンスを向上させているのかもしれませんね。
デメリットとしては発熱と消費電力の増加になります。



旧型のFire HD10 第11世代は
高性能4コア+高効率4コア、半々の組合せでしたが
今回の第13世代モデルは
高性能2コア+高効率6コアになっています。
最近のスマホもどちらかというとこういう構成が多いです。


高性能コアが2コア減り高効率コアに置き換わっているので性能が下がりそうに思えますが、Cortex-A73からA76へと3世代進化。
高効率コアはCortex-A53からA55へと2世代進化。


世代が一気に上がったので
シングルコア CPU パフォーマンスを 100% 以上向上
マルチコア CPU パフォーマンスを 60% 以上向上
20% 以上のパフォーマンス強化で GPU をアップグレード
ストレージパフォーマンスを 100% 向上
*前世代モデル Kompanio 500 シリーズとの比較

と公式HPにも書いてあるようにかなり性能向上している様子。


GPUに関してはMali-G72からMali-G52へ変わっています。
数字だけ見ると普通にスペックダウンしているような感じですがG52からARMアーキテクチャが変わったようで同じくらいかちょっと上の性能になってるぽいです。


ゲームの快適さにおいてはGPU性能が大事になってきますがそれ以外の一般的な用途だとCPU性能が大切になってきます。
CPU性能が謳い文句を信じると100%以上向上となっているのでかなり快適に動きそうに思えますが...


元々使われているCPUがエントリー向けの低スペックなのと結局メモリ3GBなのでそんなに変わらない気がします。
メモリ3GBの通常Fire HD10第11世代からの乗り換えだと単純にメモリは据え置きでCPU能力が大幅向上なので良いかもしれませんが
私みたいにFire HD10 plusを使っているとメモリが4GBなので乗り換えると3GBになりメモリが1GB減ってしまいます。


快適な動作にはゆとりあるメモリ容量とCPU性能の両立が大切なので
メモリ3GBだと厳しいよねっていうのが正直な感想です。


やはりこうなってくるとメモリを4GBに増量したplus番の登場が望まれるわけです。
ぶっちゃけFire MAX11はFireタブレット特有のコスパの良さが無くなってきているので魅力が余り無い機種だなと個人的に思います。


ついでにFire MAX11のSoCを調べてみると...
MediaTek MT8188J(MediaTekのHPにまだ記載無し)になっています。

CPU構成は
となっていてFire HD10 第13世代と同じく2+6コア編成のオクタコアです。


GPU構成は
Mali-G57 を搭載。
Fire HD10 第13世代が搭載しているMali-G52の後継品で約30%程性能が向上しているようです。(機械学習では60%向上)


Fire HD10 第13世代(2023年モデル)と比べると
CPUの高性能コアがCortex-A76からA78へと2世代上がっていますし
GPUも約30%性能向上となっており
Fire MAX11はMAXの名の通り一番スペックが高いです。


Fire MAX11のAntutuベンチマークは40~42万点になっていて
QualcommのSnapdragonと比べてみると
Snapdragon 480+と同じくらいで
Snapdragon 695よりは劣る、、、という感じです。


結構能力が高くなっています。(とは言ってもエントリー、ミドルクラスのスペックですが)


QualcommのSnapdragonもMediaTekのDimensityなどのSoCも品番だけ見るとスペックが分かりづらいものですがCPUは同じARMのCortexを使っているのでそちらを見るとだいたいのCPU性能が分かるので面白いです。
Snapdragonの場合はCPUはkryo(クライオ)という名前でセミカスタムされたCortexを使っているのでMediaTekと比べて同じCortexのCPU構成でも能力が高くなっていると思えば良さそうです。


こういうのを調べていくと知見が深まって理解力も増すし個人的にはとても楽しいんですが皆さんはどうでしょうか?











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