ブログ
ホーム > ブログ
スタッフブログ

2020年8月28日金曜日

広島でオーダーキッチン、キッチンリフォームならDAIDAへ ~ 火力調整が細かく出来るIHは? part.4 パナソニック編

 こんにちは

広島のちいさなキッチンメーカー
オーダーキッチンのだいだ産業です。









part.1はこちら☟



part.2はこちら☟



part.3はこちら☟





火力調整が細かく出来る
IHクッキングヒーター

今回はパナソニックのIH
焦点を絞って解説します。





前回のブログで書きましたが
『火力調整が細かく出来る』という
点だけで見るとパナソニックのIHは
日立のIHより一段落ちる結果となります。



ただ、そこだけがIH購入の決め手となるのは
ほぼ無いと思うのでそんなに気にせず
読んで頂けたらなと思います。




まずはパナソニックのIH一覧。



2020.3月版カタログ




メインとなるシリーズ(上級、中級グレード)は
Yシリーズ(YS)で

それ以外には2口IHで
ちょっと特殊なタイプの
XJシリーズ


2口IH+ラジエントタイプの
最上級グレードになるW1シリーズ


中級と下位グレードの中間グレードの
G33シリーズ(XSTタイプ)


普及価格帯の
G32、G22シリーズ
になります。



グリルレスタイプや据置タイプは
今回は紹介しません。
(国産の3口グリルレスIHは
三菱のユーロスタイルIHが強すぎて
パナソニックのIHは見かけませんね。)





ではグレードごとに
どれだけ火力調整が出来るのかを
見ていきましょう。





まずはメインとなるY(YS)シリーズから






これはYシリーズの機能を中心に
紹介したページです。


左右IHで10段階調節が出来ると書いてあります。

メモリはとろ火と1~9になります。








( ,,`・ω・´)ンンン?

中央IH(後ろIH)は記載が有りません。





まあ最初に画像を貼った
IHのラインナップを見れば書いてある....

と思いますが....



書いていません。





10段階調節(左右IH)の横に余白あるんだから
そこに書けばよいだけだと思うんですが...






つまりパナソニックのIHカタログ(2020.3)には
中央IHでどれだけ火力調整が出来るかが
記載されていません。




追加で言うと
Yシリーズ以外のIHの
左右IHがどれだけ火力調整が出来るかも
記載されていません。




パナソニックのIHカタログ(2020.3)を
一通り読んでみたので多分間違いないです。

もし書いてあったらごめんなさいm(__)m





つまり、パナソニックのIHカタログを見ても
Yシリーズの左右IHは10段階火力調整が出来る
という事が分かるだけで
中央IHがどれだけ火力調整が出来るか分からない




Yシリーズ以外のIHにおいては
左右IHも中央IHもどれだけ火力調整が出来るか
一切分からない、という事です。




うーん、、、
パナソニックはこういう所が良くないんですよね。



他社に劣る所を隠そうとする
姿勢はそろそろ直した方が良いと思うんですが。



前回のIH解説シリーズで書いた
炊飯機能におけるメーカー間の違いでは
他社と比べて劣る所(後ろIHで炊飯、湯沸かし機能使用中はグリルが使えない)
に関してはまだ記載が有りましたが(それでも小さい文字で分かりにくい所にしか注釈が無いのは良くない)




今回はそもそもカタログ自体に記載なし。



『カタログにどれだけ情報を記載するか』
という点については各メーカー間で考えの違いも有るので
メーカーそれぞれで違うカタログが出来るのは当たり前ですが




個人的には考え方として
他のメーカーが一律に書いてある所は
同じ様に書くべきだと思います。



三菱にしろ日立にしろ
全てのIHがそれぞれどのくらい
火力調整できるかをしっかりと
カタログに記載しています。



三菱だって中央IH(後ろIH)の
火力調整は5段階しか出来ないので
パナソニックや日立と比べると
そこの機能は一番悪いですが
ちゃんとカタログに書いています。
(三菱の場合、左右IHが16段階調整出来て
ぶっちぎりなので中央IHには重きを置いていないのかな?)



単純に考えて、全ての機能を書く事は
物理的に無理だとは思いますが
各IHごとにできる火力調整の幅は
書いてあっても良いと思うんですけどね。




パナソニックのIHカタログは
情報をぎゅうぎゅう詰めに入れて
書いてあるので入りきらなかったのな
(余り書きたくも無いんだろうし)と
納得しようと思いましたが
ここが個人的に納得できない所☟





パナソニックは電設資材も造っているメーカーなので
コンセント等も販売しています。

なので自社のコンセントを推奨コンセントとして
IHラインナップの所に入れていますが....











いや、それ書くくらいなら火力調整がどれだけ出来るか
書いた方が絶対に良いです。


ほんとこれ、これに尽きる。




そもそも推奨コンセントは
このカタログを読んでIHを検討している
『エンドユーザー』からしたら
どうでもいい情報なわけで
ラインナップに書く必要が有りませんし
そんなこと書くスペース有るなら
代わりに火力調整がどれだけできるか
書く方が優先順位は高いと思います。



しかもその上に電源プラグの
種類が書いてあるので(ここは日立も三菱も同じ)
どのコンセント使えばよいかも分かりますし



更に言えば家庭用のコンセントは殆ど
パナソニックになるので
わざわざ書く必要は無いと思います。
(一部おしゃれなコンセントが良いという方は
違うメーカーにしたりしますが)



推奨コンセント自体は記載するのは構わないんですが
別のページにまとめて書けばよいのでは?
わざわざIHラインナップに入れる意味...










ちょっと愚痴りましたが、
どちらにせよ取扱説明書を読めば
分かる事なので取説の資料を
貼りながら解説していきます。






気を取り直してもう一回Y(YS)シリーズの解説、いきます。



先ほども書いたように
左右IHの火力調整は10段階



では中央IH(左右IH)はというと...




パナソニックIH Yシリーズ(Y7,Y5,Y3,Y2)取説


とろ火、1~7の合計8段階になります。







そしてYSシリーズの場合は




パナソニックYSシリーズ(YSF、YS)取説




YSFとYSで微妙に違います。


左右IHの火力調整の幅は共に
とろ火、1~9の10段階ですが




中央IH(後ろIH)の火力調整の幅

YSFタイプはYシリーズと同じ
とろ火、1~7の8段階


YSタイプは
とろ火、1~6の7段階
となっています。

それに伴いYSタイプの火力6は
1450w→1500wに代わっています。



YSFとYSタイプで
中央IHの火力調整の幅が
1段階変わっているわけです。



なのでYSシリーズを紹介しているページは


YSFとYSの違いとして
・光るリングの有り無し
・中央IHの火力が2.0kwと1.5kw
この2つはちゃんと書いてあるんですが

火力調整の幅が変わっていることに関しては
ノータッチになっています。


パナソニック側としては
火力が変わっているので
火力調整の幅も少なくなるのは分かるよね?
という立場なんでしょうけど。

まあ理屈は分かりますが...




これがある意味理想的だと思います☟



日立IHカタログ 2020.4 17,18p



それぞれの機種がどれくらい
火力調整できるのか、中央IHの火力の違い等々.....

一目で分かりやすいです。



パナソニックのカタログもこのように
分かりやすくなるようにがんばれ!






次は2口IHのXJシリーズ



XJシリーズ取説


左右IHの火力調整できる幅は
Yシリーズと同じ10段階ですが

火力がXJTシリーズは
3.2kwから3.0kwに下がっています。





次はラジエントヒーターが有るW1シリーズ


wシリーズ取説(W7,5,3,1共用取説)



W7,5,3タイプも書いてありますが
現行品には有りません。
W1タイプのみが中央IHがラジエントなので
取説自体が基本はIHの説明になっていて
ラジエントの記載は取説の最後らへんの
このページ位です。

もうWシリーズはW1しかないのだから
取説もW1メインに作り直してあげて欲しいですね。
ラジエントに関しての説明が少ないので。





火力調整の幅に関しては
左右IHはとろ火、1~9の合計10段階
になっています。

火力は最大で3.0kwなので
XJTタイプと同じです。

Yシリーズよりほんのちょっとだけ
少ないです。

中央ラジエントヒーターの火力は
340w相当~1250wの3段階となっています。




で、2段階目の火力は何w何でしょうか?

取説見る限りは書いてないっぽいですね。



ラジエントヒーター付IHの取扱いがある
三菱はちゃんと書いてあるのに何故なんだろう。




まあ、単純に中間の値だろうと思うので
795w相当くらいではないでしょうか、多分。





次はG33シリーズとG32,G22シリーズ
(普及価格帯のIHクッキングヒーターになります)




G33,G32,G22取説




G33(KZ-G33XST)の火力調整できる幅

左右IHはとろ火、1~9の10段階
(最高火力は3.0kw)

中央IHはとろ火、1~6の7段階
(最高火力は1.5kw)

となります。





G32シリーズ(2口IH+ラジエント)は

左右IHはとろ火、1~9の10段階
(最高火力は3.0kw)

ラジエントは340w相当~1250wの3段階になります。
例の如く2段階目の火力は分からないので
恐らく中間の795wだと思われます。




G22シリーズ(2口IH)

左右IHがとろ火、1~8の9段階です。
それに伴い、最高火力も3.0kwから2.5kw
なっています。





これでひと通りの解説が終わりました。



こうして見てみると
普及価格帯のグリル付きIHを販売している
三菱とパナソニックを比べた時に
(日立はグリル付きIHは中級価格帯以上のラインナップのみ)
火力調整できる幅が少しだけ変わっているのが分かります。




パナソニックの普及価格帯IH
G32シリーズ(2口IH+ラジエント)の
火力調整できる幅は10段階ですが

三菱の普及価格帯IH
G318Mシリーズ(2口IH+ラジエント)の
火力調整できる幅は9段階と

パナソニックが1段階勝っています。



三菱に関しては
中級~上級グレードの
『びっくリング搭載IH』以外のIHに関しては
火力調整できる幅は左右IHは9~7段階なので



下位グレードのG32シリーズでも
10段階の火力調整が出来る
パナソニックと比べると
その点に関してはちょっとだけ負けています。





余談ですが
G318Mシリーズの品番は
CS-G318MS(シルバートップ)
CS-G318M(ブラックトップ)ですが

前期モデルの品番は
CS-G32MS、CS-G32Mでした。


パナソニックと同じ“G32”です。

同じ普及価格帯のIHとして
バチバチ競合しているので
品番も同じ様な感じです。




普及価格帯IH市場で
バチバチと火花を散らしている
三菱とパナソニック

そこから一抜けたして
IHのラインナップを
中級価格帯以上のみに絞った日立

それぞれのメーカーの思惑がどのように
これから結果が出ていくのか、楽しみです。


※日立のIHに関しての補足ですが
『グリル付ビルトインIH』に関して言えば
中級価格帯以上のIHしか有りませんが

少し特殊な市場では
三菱やパナソニックと同じような
価格帯で争っています。

例えば、コンパクトキッチン向けの
グリルレス2口IHや据置型IH等ですね。

こちらはどちらも高級価格帯の需要は少ないですので。


そして日立のIHはラジエントヒーター搭載の
ものが1つも無いのでラジエントヒーター付きの
IHが欲しい方はパナソニックや三菱で
検討されるのが良いかと思います。

ラジエントヒーターよりIHの方がコストは高くなるので
基本的に中級グレード以上しかラインナップが無い
日立のグリル付きビルトインIHに
ラジエントヒーターが無いのは
それを考えると自然ですね。




結構長くなりましたが
自分に合ったIHを探す
手助けになれば幸いです。




オーダーキッチンも、よろしく(*^-^*)!






ブログの『IH』、『コラム』の記事だけが見れるリンクはコチラ☟










オーダーキッチンに興味のある方は


 施工事例をご覧になりたい方は


だいだ産業株式会社にお問い合わせの方は


Facebookへのリンクはコチラ

0 件のコメント:

コメントを投稿

ページトップへ