こんにちは
広島のちいさなキッチンメーカー
オーダーキッチンのだいだ産業です
----- スタッフのマニアックブログ -----
すごいレベルになってきました。
👆こちらの記事をざっと読みましたが個人向けのCPU、GPUでも最高峰のスペックにこだわっていくと従来の空冷では排熱が追いつかないのかもしれません。
記事に書いてありますが
消費電力が3000~10000W !?
普通に考えればあり得ないような数字です。
身近な物で例を出しますと
私達がよく使うキッチンに付いているIHは200V、30Aですので6000W、、、
実際には5800Wが合計の最大消費電力になっています。(安全機能が働いて5.8kw以上にはなりません)
メーカーによって違いますがIHひとくちあたりの最高はだいたい3000~3200Wになっています。
火力がとても強いので炒め物などをすると焦げてしまいますので実際には湯沸かしの時にしか使わないような強力な火力です。
そう考えるといかに高い消費電力か想像が付きます。
IHとは使い方や特性が違うとはいえ...
空冷や水冷についての解説はこちら👇
空冷は従来の原始的な冷やし方、、、
CPUやGPUに(ヒートシンクを付けて)ファンを回して冷やします。
ヒートシンクがCPUの熱を吸収し、熱くなったヒートシンクにファンから出る風を当てて冷やしていきます。
最も一般的な方法ではありますが水冷などに比べて冷やせるレベルも低く、ファンの音もうるさいです。
私のしょぼしょぼゲーミングPCも当然、空冷ですがGPUがしょぼくて毎回100%で稼働してくれるので温度が80度くらい(ファンをガンガン回しても)行きます。
アッチアチです😡🔥🔥🔥
エアフローがちゃんとしてないような気がするんですよね。
かなり性能が高いGPUの場合、負荷の低い作業なら100%で稼働することは無いので温度も低くなりますがGPUの性能が低い、または負荷が高い作業をするなら100%稼働になり、莫大な熱を発生します。
GPUでおなじみの2大巨頭と言えば
Nvidia(エヌビディア)のGeForce RTXシリーズ か
AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)の Ryzen(ライゼン) シリーズです。
こちらのブログも参考に👇
NvidiaのGeForceシリーズの方がどちらかというと優勢、、、なイメージがあります。
ゲーマー向けの機能も充実しているのでそちらにも人気ですし。
我が家もGeForceが入ってます。性能は低いですが...
そんなNvidiaが満を期して発売したのが
RTX4090 という怪物GPUです。
価格も高い、サイズも大きい、消費電力も高い、性能もぶち高いという全てが高レベルなGPUです。
わかりやすくガンダムで例えますとZZガンダム が近いです。
初代ガンダム、Zガンダムのグリプス戦役を経てモビルスーツの恐竜的進化の行き着いたガンダムです。
ZZガンダムはオーバースペックともいえる機体ですが、その代償として莫大なコストや整備性の悪さ、MSの大型化など様々な問題も内包していました。
最近のGPU、CPUのスペック戦争も同じ道をたどっています。
日本製品にも良くありますが後継品、改良品と言えば同じような能力でサイズが小さくなったとか消費電力が少なくなったとか性能は上がりつつも消費電力は据え置き、、、とかの改良があると思いますがこの界隈ではとにかく性能を上げることに大きく主軸が置かれています。
なので性能を高めるためにサイズがどんどんデカくなり、消費電力も凄まじいことになっています。互換性が失われてくるので余り好まれませんが求められる性能を満たすにはそうすることしか出来ないのかもしれません。
これはCPUも同じで性能を上げるためにサイズがでかくなったり、クロック数を上げたり、消費電力が上がっています。もちろん、互換性は失われています。
一般的なユーザーからすると性能は上げつつもサイズは同じままに(互換性は保ちつつ)、消費電力を上げないようにして欲しい物ですがメーカーのスペック戦争に巻き込まれています。
CPUではIntelとAMD、GPUではNvidiaとAMDがどちらが一番か競い合っています。
実際に購入する消費者がおざなりになっているとは思いますが結局は2位じゃ駄目なんですよね。
実際に1位を取れなくても取るつもりで常に努力していかないと開発競争から乗り遅れて蚊帳の外になってしまいます。
特にこちらは性能の向上が目覚ましい分野ですので。
今回の例に挙げましたRTX4090も前モデルのRTX3090(3090ti)と比べて大幅に性能が向上してファンを喜ばせましたがその分、サイズと金額、消費電力がとんでもないことになっています。
そこまでしたらそれだけのスペックも出るよね、といった感じです。
こちらの記事が詳しいです👇
だいたいRTX4090を搭載したグラフィックカードの最大消費電力は450~520Wくらいでしょうか。
昨今のスペックさえ上がれば他はどうなっても良い、という流れに対して
最近のグラボはパソコンが使える暖房機だ、暖房いらずのパソコンとも揶揄されます。
一般的にコンセントに刺して使う暖房機(セラミックファンヒーター)は500W・600Wが多いです。
私も会社で使っている足元に置いているものも600Wです。
確かに足元にRTX4090を搭載したパソコンを置いてゲームなどの負荷の高い作業をしていたらパソコンから出る排熱で充分暖まりそうです。
その分、夏は悲惨なことになりそうです。
ただ、記事を読む限りだとRTX4090は性能がとても高いので使用する用途によっては前モデルのRTX3090より消費電力が少なくなるようです。
性能を上げまくったことによる意外な恩恵が有ります。
消費電力に対する性能=ワットパフォーマンスも実はかなり高いと言うことで良い商品なのは間違い有りませんがそもそもの価格が高いので消費電力が低くなり電気料金が下がってもそれをペイする事は難しいでしょう。
いずれにしてもRTX4090はオーバースペックともいえる代物ですし値段もとても高いのでかなりのマニアックなユーザーくらいしか購入できそうにありません。
性能も上げつつお財布や家庭の電力料金にも優しいグラフィックボード(GPU開発)が一番望まれているのでAMDやNvidiaはそちらも頑張って欲しい物です。
特にEスポーツに代表されるようにゲーム分野はかなり伸びてきていてPCゲームの市場もとても増えてきています。
日本は特に顕著で前年対比でくらべてもPCゲームをする人は2倍になったらしいです。
前年対比2倍ってほんと凄い数字です。PS5が全然流通しないのも追い風したのだと思います。
PCゲーム界隈が熱い今こそNvidiaとAMDには良心的なGPU開発をして貰いたいですね。
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