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2020年5月20日水曜日

広島でオーダーキッチン、キッチンリフォームならDAIDAへ ~ 浄水器の選び方 1

こんにちは
広島のちいさなキッチンメーカー
オーダーキッチンのだいだ産業です。





今回は浄水器の選び方を解説します。






いまや浄水器(整水器も含む)は
各家庭の4割以上が使っている
普及品となりました。





どうせ浄水器を付けるなら
浄水器の事をよく知って
自分に合った物を選びたいですよね。





なので
簡単な解説をするのでは無くて
徹底的に解説しようと思います(*^^)v





内容が長くなるので
いくつかにブログを分けて投稿します。





この最初のブログで話したいことの
全体像を語って
次回からのブログで1つずつに
焦点を絞って解説していきます。




そもそも、浄水器と一口に言っても
蛇口の種類だけでこんなにあります。





クリンスイカタログより抜粋






上記の写真は
キッチンのキャビネットの中や
水栓金具本体に浄水カートリッジを入れる
『ビルトインタイプ』ですが





キッチン天板の上に置く
据付タイプもあります。










こちらはどちらかというと
後から浄水器を付ける時に
使われるケースが多いです。





据付タイプは天板の上に置くため
場所を取るので
新築の時は最初から
『ビルトインタイプ』の複合水栓、つまり
1つの水栓で浄水も原水(湯水)も両方使えるタイプの水栓が
採用されることが多いです。




話の内容としては
どのタイプの浄水器にもつながる
話になっています。





そもそも、他の所にも書かれている
スパウトインタイプとアンダーシンクタイプの
分かりやすい違いとしては





スパウトインタイプの特徴
カートリッジの交換が簡単に出来る
その代わり交換サイクルが短い
(1年に3~4回変える必要がある)





アンダーシンクタイプの特徴
カートリッジの交換が
スパウトインタイプと比べると面倒
その代わりカートリッジの交換は
1年に1回でOK
という点があります。





これだけだと本当に
表面的で浅い内容です。
実際はもっと違うところが多いです。






上記のような簡単な事しか書いてない
ところが多かったので
今回、かなりディープに解説しようと思いブログを書きました。





カートリッジの交換のしやすさの違いが
ピックアップされることが多いのですが
本来、注目すべきはそこじゃないと思っています。





カートリッジが交換しやすいからといって
安易な考えで適当な浄水器を選ぶと
選んだ水栓金具によっては
後悔する事になるかもしれないので
じっくり考えてから選んで頂きたいと思います。





浄水器を選ぶうえで
重視してもらいたい所は


浄水能力です。
そのための“浄水器”なので。





一概に浄水能力の高さ、と言っても
分かりにくいので3つの能力別に分けます。





つまるところ、浄水能力の高さというのは
カートリッジ本体の性能が
どれだけ高いかという事です。





水栓金具によって
同じメーカーのものであっても
適合するカートリッジが違ってくるので
注意が必要です。





では浄水器を選ぶうえで
気にして頂きたい3つの能力を書きだそうと思います。





①除去物質数の多さ



②総ろ過水量



③ろ過流量





この3つが浄水器を選ぶうえで
重視するべき所です。





①除去物質数の多さは
文字通り除去能力の高さになります。
“浄水器”としての性能を
重視される方はここと③ろ過流量の
2つを重視しましょう。(理由は後述します。)





②総ろ過水量は
ろ過できる水の量のことです。
総ろ過水量が多ければ多い程
極論で言えばカートリッジの交換頻度が
少なくて済みます。





ここで気を付けたいのが
カートリッジの交換目安は
カタログに書いてありますが





例えば
カートリッジの交換目安が
4ヶ月と書いてある
浄水器が複数あったとしても
それらが全て同じ総ろ過水量であるとは限りません。





カートリッジ(ろ材)交換時期の目安は
1日に何リットル使った場合という
前提で書いてあるので
1日に10ℓの場合や1日に15ℓの場合と
商品やメーカーによって変わってきます。



この場合だと 10ℓ×4ヵ月(120日)=1200ℓ
       15ℓ×4ヵ月(120日)=1800ℓ
となるのでカートリッジの交換目安が
両方とも4ヵ月と書いてあっても
総ろ過水量は600ℓ、後者の方が多いです。





カートリッジ(ろ材)は
定期的に交換する必要があるので
ランニングコストが気になる方は
総ろ過水量に対するカートリッジの金額を
計算すればどれがリーズナブルな
カートリッジになるのかが分かります。





③ろ過流量は
浄水を出した時に
1分あたりに出る水量の事です。





カタログでの表記は
3.0ℓ/分や2.5ℓ/分
という書き方になっています。
1分間に3ℓ、2.5ℓの浄水が出るということです。





ここもよく勘違いされているところで
インターネットなどで『ろ過流量』と
検索すれば『1分あたりに水をろ過できる量』と
書いてあるところが多いです。
3.0ℓ/分 なら1分間に3ℓまでなら
ろ過できるがそれ以上の量を出すと
ろ過しきれなくなり性能が発揮できない、
と書いてあります。





私もどちらの意味が正しい『ろ過水量』なのか
判断がつきにくかったので取引のある
大手浄水器メーカー2社に電話やメールして確認しました。





確認したところ
『ろ過流量』は浄水を出したときに
1分間あたりに出る水の量である、という事でした。





浄水器メーカーからの答えをコピペすると

『ろ過流量』は一定時間あたりにでる水の量になります。
浄水時は浄水カートリッジを通り、ろ材の中空糸膜の
抵抗がかかるため水量が落ちます。

通常水道水を流す際は6~8ℓ/分程度の水量が出ますが、
浄水時の水量を定量的に示すために

ろ過流量の項目で記載しています。

ご指摘の通り、浄水時は水の出が悪くなるので
3.0ℓ/分なら1分間に3ℓの水が出るという事になります。

ということです。





正直、『ろ過流量』に関しては
どちらの意味で使われているか
ごちゃまぜになっているような気がします。





キッチンに付ける浄水器においては
1分間あたりに出る水量と覚えていただいて
問題ないと思います。





ただ、個人的にも思うのは
そりゃ1分間あたりに出す水量は少ない方が
よりろ過された水がでるのだろうなとは思います。





『ろ過流量』の話に戻りますが
ろ過流量は2.0ℓ/分以上はあった方がよいと思います。





電話した浄水器メーカーの
担当さんも最低でも2.0ℓ/分はあった方が...
と言っていました。





メーカーのいう最低限って
本当に最低限だと思うので
2.5ℓ/分は欲しいなと思っています。





実際に3.0ℓ/分って言われても
わかりにくいと思うので
1ℓくらいの空ペットボトルに
水を入れて満タンになるまでの
時間を図って逆算すれば
だいたいの感触がつかめてくると思います。





もし試してみたら
2ℓくらいの水量なんて
すぐに行くなあと感じると思います。





2.0ℓ/分のろ過流量の浄水器なら
1分間待たないといけないので
そこをどう感じるかは人それぞれです。





まとめると『ろ過流量』が高ければ高いほど
ストレスフリーになるという事です。





『ろ過流量』と『除去物質数』は
比例する関係にあるので
『除去物質数』が高いと『ろ過流量』は低くなりがちです。





とは書きつつも『除去物質数』が13以上で
『ろ過流量』が3.0ℓ/分のカートリッジもあるので
大丈夫です。







とりあえずここまでが
浄水器の一般的な知識でしょうか。





知らない人は参考に、知っている人はおさらいができたと思います。





でも結局どれ選べばいいの?って
なると思うので続きのブログでは
実際に浄水器メーカーの商品を参考にしながら
解説していきます。





次回のブログは
『除去物質数』が多い浄水器を
実際の商品を例に出しながら紹介していきます。





スパウトインタイプも
アンダーシンクタイプも
それぞれ除去物質数が高い浄水器は有りますが
メーカーによって得意不得意があるので
参考にしていただければ幸いです。




















































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