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2020年5月26日火曜日

広島でオーダーキッチン、キッチンリフォームならDAIDAへ ~ 浄水器の選び方 3

こんにちは
広島のちいさなキッチンメーカー
オーダーキッチンのだいだ産業です。










浄水器の徹底解説ブログ、第3段です。






第1回目のブログはコチラ

第2回目のブログはコチラ





今までのブログを読んでいる想定で
ブログを書いていくので見てない人は
見てきてくれたら幸いです。(長いけど(笑))





“徹底解説”していくので
今日のブログも長いです(*‘ω‘ *)





さて、今日のブログの内容は、
前回のブログでも書きましたが
“総ろ過水量”に注目して
解説していきます。





例の如く、実際の商品を紹介しながら
解説していきます。





何はともあれまず最初はこの画像




浄水器のタイプ別一覧表です。





据え置きタイプはこんなやつです。







まずは結論からいきます。

“総ろ過水量”だけで浄水器を選ぶなら
アンダーシンクタイプが
圧倒的におすすめです。





据え置きタイプも総ろ過水量は多いですが
ワークトップの上に置いて場所を取るので
アンダーシンクタイプの方がおすすめです。





ではさっそく、実際にメーカーの商品を
例に出しながら検証していきましょう。





検証するメーカーはおなじみ
クリンスイとタカギです。





タカギはスパウトインタイプが専門なので
アンダーシンクタイプは有りませんが


だいたいどのメーカーも
スパウトインタイプの“総ろ過水量”は同じ
なので





他のメーカーと比べる時も同じと
思って頂いて問題ないです。





ではまず、タカギの
スパウトインカートリッジ









タカギにかかわらず

基本的にどのメーカーも

スパウトインタイプの
総ろ過水量は1200ℓ
です。
(カウンターオンタイプもだいたい1200ℓです。)





ちなみに、タカギには総ろ過水量が900ℓの機種が1つだけあります。
金額は他のカートリッジと変わらないので実質値段が高いという曲者です。
凄いもったいないな~と思う機種です。詳細は後日のブログにて紹介します。





では、クリンスイのカートリッジ








スパウトインタイプは1500ℓで
カウンターオンタイプはタカギと同じ1200ℓです。





先程、スパウトインタイプのろ過流量は
どのメーカーもだいたい同じと書きましたが
クリンスイは1500ℓです。





これはクリンスイが特殊な例で
他のメーカーはタカギと同じ1200ℓが殆どです。





アンダーシンクタイプの方は
除去物質の種類によって
総ろ過水量は変わってきます。





クリンスイのアンダーシンクタイプの
カートリッジでよく使われる
UZC2000で見ると
一番低い項目は
総トリハロメタン、クロロホルムの
総ろ過水量が8000ℓとなっているので





アンダーシンクタイプの
“総ろ過水量は8000ℓ”
となります。





遊離残留塩素だけで見ると
総ろ過水量は40000ℓ
と桁が変わってきます。





UZC2000と金額は同じで
除去物質数が多く上位互換となる
UZC2000HGも同じ8000ℓです。














アンダーシンクタイプのカートリッジの
総ろ過水量は8000ℓが基本的に多いです。





種類は少ないですが全ての除去物質数が
12000ℓの総ろ過水量を誇るカートリッジも有ります。





クリンスイのカートリッジ、
UZC1000も12000ℓですし





弊社に展示している
日本トリムの混合水栓一体型電解水素水整水器 トリムイオン グラシア
(正式名称がかなり長い)
も12000ℓです。










トリムのグラシアはカテゴリー的には
浄水器よりワンランク上の
“整水器”になります。





グラシアのカートリッジ、
“プレミアムマイクロカーボンUMSaカートリッジ”
というご大層、もとい“プレミアム”な
名前のカートリッジですが





そのプレミアムな名前に劣らず、
性能もプレミアムです。

総ろ過水量も12000ℓと高く

除去可能物質も13+6

ろ過流量(定格取水量)も
電解水素水、酸性水は4.0ℓ/分、
浄水なら5.0ℓ/分

という全てにおいてプレミアムなスペックです。





性能はプレミアムですがカートリッジの金額は
他のメーカーのカートリッジの金額と同程度と
“カートリッジ”の金額はプレミアムではなく太っ腹です。





その代わり、グラシア本体の金額はとっても“プレミアム”になります...





話を浄水器に戻しましょう。





“総ろ過水量”はアンダーシンクタイプの方が
スパウトインタイプより圧倒的に多い

というのが分かったと思います。





では、金額の方はどうでしょう。





もちろん、総ろ過水量が多い
アンダーシンク用のカートリッジの方が
金額は高くなります。





そこで浄水1ℓあたりにおけるカートリッジの金額を計算すると






タカギ、スパウトインタイプのカートリッジの場合

4物質除去 カートリッジ
¥3200/本 総ろ過水量 1200ℓ
3200円÷1200ℓ=2.6666666....円/ℓ


12物質除去 カートリッジ
¥3700/本 総ろ過水量 1200ℓ
3700円÷1200ℓ=3.08333333....円/ℓ


13+2物質除去 カートリッジ
¥4300/本 総ろ過水量 1200ℓ
4300円÷1200ℓ=3.5833333....円/ℓ

となります。





クリンスイ アンダーシンク用カートリッジの場合

UZC2000(UZC2000HG)
除去物質数13(13+2)
総ろ過水量 8000ℓ
金額は両方とも¥15500 

15500円÷8000ℓ=1.9375円/ℓ

となります。






浄水1ℓあたりにおけるカートリッジの金額は
アンダーシンクタイプの方が安い
、という事です。





そうなると単純な話、
1日に浄水を10ℓ使う人が
1年浄水器を使った場合
365日×10ℓで3650ℓ浄水を使ったと仮定して





クリンスイのアンダーシンク用カートリッジなら
1ℓあたり1.9375円なので
3650×1.9375=7071.875円





タカギ スパウトイン用カートリッジ
4物質除去タイプ
2.666666...×3650=9733.333....円


13+2物質除去タイプ
3.583333...×3650=13079.1666...円となります。





両方とも13+2物質除去タイプで比べた場合、
浄水1ℓあたりにおける
カートリッジの金額は
約1.85倍違ってきます。





単純に見れば
カートリッジ代にかかるランニングコストが
安くなるのでアンダーシンクタイプの方が
良いじゃん!と思うのですが...





実はそうでは有りません。





まず大前提として
浄水器本体の金額(カートリッジは除く)が
スパウトインタイプより
アンダーシンクタイプの方が
基本的に高いということ、そして





単純計算でいくと
ろ過流量8000ℓの
アンダーシンク用カートリッジで
1日に使う浄水の量が10ℓと仮定すると
8000÷10=800で


800日、つまり2年以上使える計算になりますが

基本的にどのアンダーシンク用カートリッジも
交換目安は1年
となっています。





これは衛生的に見て1年立ったら
カートリッジを交換してくださいと
メーカーがアナウンスしているからです。





こちらの資料が分かりやすいです。










このカートリッジはスパウトイン用ですが
書いてある内容はアンダーシンク用と同じです。





要は長い間使い続けると
衛生的にも良くないし
逆に体に悪いよ、ってことです。





アンダーシンク用はともかく
スパウトイン用のカートリッジは小さいので
これらの原因をもろに受けそうです。





目詰まりして浄水の流量が悪くなるというのは
確かに感じる所で弊社に展示している
トリムのグラシアも新品のカートリッジと
1年間使ったカートリッジの流量は
結構違います。





それだけ不純物を取ってくれている、という事なので
好ましくもあります。





なので、例え総ろ過水量が8000ℓあって
1年使ってみて、
充分まだ浄水できたとしても
メーカーサイドとしては
1年で変えてくださいとなっています。





アンダーシンク用のカートリッジは
総ろ過水量が8000ℓの物が多いので
それで計算すると
8000÷365=21.9178...となり
1日に約22ℓ使える、という事です。





そうなってくると
カートリッジにかかる金額は
アンダーシンク用は¥15500/年
となります。
(メーカーがクリンスイの場合)





ではスパウトインタイプの場合はどうでしょう。
こちらは総ろ過水量が少なく、
1本では足りないので
複数のパターンで計算してみましょう。
(メーカーはタカギで計算)





パターンA 1年に3本使った場合
総ろ過水量 1200ℓ/本


1200ℓ×3本÷365=9.8630...ℓ/日

除去物質数4 カートリッジ
¥3200/本×3=¥9600/年

除去物質数13+2 カートリッジ
¥4300/本×3=¥12900/年





パターンB 1年に4本使った場合
総ろ過水量 1200ℓ/本


1200ℓ×4本÷365=13.150...ℓ/日

除去物質数4 カートリッジ
¥3200/本×4=¥12800/年

除去物質数13+2 カートリッジ
¥4300/本×4=¥17200/年

となります。





こうしてみると、
1日に使う浄水の量が10ℓ以下で済むなら
カートリッジにかかるランニングコストは
スパウトインタイプの方が安く
なります。





1日に使う浄水の量が10(13)ℓ以上なら
カートリッジにかかるランニングコストは
アンダーシンクタイプの方が安く
なります。





上記はあくまで“ランニングコスト”で
見た場合の考え方なので
なんか不安だから使える量が
多い方が良いという方や
使用量を気にしながら
使うのはめんどくさい、
目詰まりして通水量が少なくなるのを
極力抑えたい、という方は
アンダーシンクタイプの方がおすすめです。





そもそも、ろ過流量自体が
アンダーシンクタイプの方が
多い傾向に有りますし、
総ろ過水量が多いので使う量に対して
余裕があった方が目詰まりして
通水量が少なくなるのを
ある程度抑えられると思います。





1人暮らしや、2人で暮らしていて
1日に使う量は10ℓも
絶対に使わないよ~という方は
スパウトインタイプの方が
ランニングコストは安く抑えられます。





それに、これは裏技になりますが
タカギの場合は
カートリッジの定期購入を
遅らせることが出来ます。





タカギに電話すれば
最長6ヶ月までならいけるので
1年に2本だけ、ということもできます。
(衛生上の問題で最大6ヶ月)






ここまで総ろ過水量、
そしてカートリッジに対する
ランニングコストを書いてきました。





ですが、これはあくまで
カートリッジの定価に対しての目安
になります。






メーカーによっては
定価以下でカートリッジを
購入できる所もあると思います。





カートリッジの購入は基本的に
メーカーとエンドユーザーとの
直接契約になるので
ランニングコストを最重視する方は
実際の購入金額を気にしましょう。





そこの所は千差万別なので
カットします、いちいち書いていたらきりが無いので。

あくまでも参考にしてください。





どうでしたか?
ここまでが一区切りになると思います。





ようは浄水をいっぱい使う人はアンダーシンクタイプ

余り使わない人はスパウトインタイプ


ざっくり書くとこんな感じです。





もう少し細かい所を言うのなら
転勤族の人はスパウトインタイプの方がいいです。





スパウトインタイプは
水栓を取替えるだけの工事なので
引っ越し先でもほとんどの場合
問題なく使えますが、
アンダーシンクタイプの場合は
キャビネットの中に
カートリッジを置くため
カートリッジを置くスペースが無いと
取り付けることができません。





規格のキッチンメーカーが
浄水器はスパウトインタイプのみの
場合が多いのも理由はこれです。





弊社の場合は
オーダーキッチンメーカーですので
お客様の好きな浄水器を
取り付けることが可能です。





どちらかの方が優れている、
という事ではなくどちらにも
メリット、デメリットがあるので
自分たちのライフスタイルに合った
浄水器を選べばよいと思います。





個人的にはスパウトインタイプ、
アンダーシンクタイプでは
カートリッジの交換に対する
目安の違いが好きです。





スパウトインタイプでは
単純に総ろ過水量をオーバーするので
交換しましょうという考え方で





アンダーシンクタイプでは
総ろ過水量が多いのでまだ浄水は出るけど
長く使うと衛生的にも良くないので
交換しましょう、という考え方です。






総ろ過水量が12000ℓのカートリッジを使っているなら
1年で交換するとして
1日に使える浄水の量は約32ℓです。





飲食店でも開いていない限り
1日に浄水を30ℓ以上も普通は使いません。





まあ正直、1年ちょっと使っても大丈夫だと思います。





弊社の相談ルームに置いている
トリムのグラシアは
私たち以外にも
来てくれたお客様に
飲んで頂いているので
流石に1年で変えています。





我が家にもタカギの浄水器を付けていますが
カートリッジの交換は電話して
最長の6ヶ月にしています。





まあ我が家の場合は特殊で
事務所にグラシアがあるので
普段の飲み水はグラシアの水素水を
ボトルに入れて飲んでいるため
浄水を使うときは野菜を洗ったり、
米を研いだりするときだけなので
余り使っていないのも有ります。





カートリッジは1番安い
4物質除去なのですが
飲み比べした時に
どうしてもこちらの方が
水の味が個人的には劣るので
次回からは除去物質数の高いカートリッジに
グレードアップしようかなと考えています。





水の味を気にする人は
除去物質数が高いカートリッジの方が
良いかもしれません。





そもそも整水器と浄水器の
違いを気にしだすと
キリが無くなるのでここはカットして





一般的に水の味を損なう、
と言われている原因は
遊離残留塩素になります。






残量塩素は基本的に
どのグレードのカートリッジでも
除去できるようになっているので
(むしろ残留塩素を除去できないカートリッジを見たことが無い)
浄水器を付けるだけで
水の味がおいしくなる、、というか
本来の味に近くなります。





もう1点、水の味を左右すると言われているのが
微粒子状の鉄です。

クリンスイのHPより抜粋すると
多くは水道配管(鉄管)に由来します。
赤水などの原因となり、味を損ないます。
とのこと。





この微粒子状の鉄を除去しようと思うと
除去物質数が13や12の
カートリッジではダメで
13+2のような+2が書いてある
カートリッジではないと除去できません。





ちなみに+2の内訳は
鉄(微粒子状)と
アルミニウム(中性)となっています。





気にする人は+2物質除去があるカートリッジにしましょう。





はい、さすがに今回も長いので
ここまでとします。





さて、次回予告ですが

次回のブログは





浄水器の“ろ過流量
焦点を絞って解説します!!





今までの様に実際にメーカーの
商品を例に出しながら紹介していきます。





次回も長くなります(断言)





しょうじき、このブログ書くのに
だいぶ時間を消費していますが
特に当たり障りのない事だけ書くのも
あれなので最後まで走り切りたいです...





読んでくれた人のなかで
1人でも参考になればそれでいいです。





次回の“ろ過流量”の解説で
“浄水器としてのスペック”は
あらかた解説
するので
次々回はちょっと違う視点で解説します。






ズバリ、見た目(≧▽≦)!





デザイン系の浄水器水栓を紹介します。
その他にも気になる浄水器とか...





次回も、次々回のブログもこうご期待!























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